全自動高速アルミ灰処理プラントとは
高速熱灰処理プラントは資源の最大有効利用と、環境保護。一挙両得の設備です。
アルミ合金の溶解精錬過程では、必ずアルミの灰滓が残ります。
そのアルミ灰滓にはアルミが半分以上含まれています。
そのアルミを、これまでは、ピット式精錬方式により取り出す方法がとられてきました。
しかし、この方法は簡単ではありますが、灰滓中のアルミを効率よく最大限取り出すことはできませんでした。しかも、ピット式精錬法は、金属アルミを効率的に取り出せないだけでなく、周辺の環境にも汚染をもたらすことがありました。そこへ登場したのが、アルミ灰滓の取り出しに広く応用できる専用設備「高速灰処理プラント設備」なのです。
高速灰処理プラント設備」は、アルミ灰処理設備の研究開発と生産を専門とする三神工業有限会社
が独自に開発、多数の実用特許を使ったアルミ灰専門の処理設備です。
現在日本での市場占有率は80%以上に達し、300社以上の企業がこの設備を使用しています。
プラント導入の利点
1.アルミ灰中の金属アルミから90±5%の金属アルミを取り出すことができます。取り出し率の大幅な向上により、廃棄資源の再生が実現、目に見える経済効果をもたらします。
2.独自の設計により、先進的で簡単、敏捷な操作性に加え、耐久性にすぐれています。内外での使用実績から故障はまったくありません。1年間350日の使用にもたえられます。
3.経済効果が顕著です。毎回わずか数分の処理で灰滓中の金属アルミを取り出せます。使用の頻度によっては、数ヶ月で設備の投資費用を回収することができ、回収後はさらに大きな利益をもたらすことになります。
4.環境を保護します。企業は社会的責任を果たし、科学の発展に資することができます。この設備は、冷却装置、分類装置、集塵装置を備え、溶解精錬の過程で産出する灰塵をファンで集塵装置に送ることにより、灰塵が拡散して周辺環境や人の健康を害することがありません。
5.規格がそろっており、それぞれの機器の組み合わせになっていますので、条件や環境保護の要求に合わせて設備全体を使うか、あるいはそのうちのアルミ灰取り出し設備(高速灰処理機)だけを使うか、選択することができます。
6.特に新しくアルミ合金鋳造企業のために開発した「L型高速灰処理装置」は、体積が小さく、効率がよく、操作性がよいので、お客様から高い評価を得ております。
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金属アルミ回収率時間 |
環境に対する評価 |
回収時の熱源消費 |
粉塵公害
空気汚染 |
危険性 |
灰処理システム
の一貫性 |
廃棄物の有無 |
三神工業の高速アルミ灰処理プラント |
90%以上
5±2分 |
無し |
無し |
安全 |
連続一貫処理により公害発生なし |
廃棄物なし灰は再利用できる(脱酸素材・保温材・舗装材料など) |
プレス方式 |
20~30%
15~30分 |
無し |
有り |
引火火災水漏れ化学反応 |
非連続性処理のため途中で粉塵、におい、汚染が発生 |
廃棄物有り廃棄時に粉塵、臭い、汚染等 |
従来方式
(ピット、 回転炉、粉砕、篩い) |
30~40%
30分以上 |
有り
(再加熱が必要) |
有り |
引火火災水漏れ化学反応 |
非連続性処理のため途中で粉塵、におい、汚染が発生 |
廃棄物有り廃棄時に粉塵、臭い、汚染等 |